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2008/03/22
SIMPLE PLAN / S.T.

SIMPLE PLAN / S.T.

 カナダ出身のポップ・パンク・バンド、SIMPLE PLANの最新3rdアルバム。

 デビュー当時から、ポップ・パンクの枠に収まらない器の大きさを感じさせたバンドだったが、この三作目にして、ついに金字塔を打ちたてた感がある。デビュー間もない若手や、将来デビューを目指すインディーズ・バンドにとって、ひとつの指標となることは間違いないでしょう。傑作です。

 ポップ・パンク色がかなり後退しているので、丸くなったと悪口をいう人もいるかも知れないけど、楽曲のバラエティは富んでいて面白いし、何よりメロディそのものが実に素晴らしい。

 特に目を見張るべきは、バラード曲の充実でしょう。デビュー当時のはっちゃけたお馬鹿っぽさはどこへやら。大人の渋い魅力にグッときます。1stを聴いた頃は、まさかこんな素敵なバラードを歌うようになるとは、夢にも思わなかったなぁ。

 若手のみならず、今後のポップ・パンクやエモの作風にまで、影響を与えるかもしれない。そんな可能性さえも秘めた、素晴らしいアルバムだと思います。

2006/07/27
STARFIELD / BEAUTY IN THE BROKEN

STARFIELD / BEAUTY IN THE BROKEN

 爽やかなクリスチャン・ポップ・ロックを聴かせてくれるカナダ出身のバンド、STARFIELDの2ndアルバム。

 ポップ色が薄まり、骨太なグルーヴを聴かせるパワフルな曲と、美しくエモーショナルなメロディをしっとり聴かせる曲が多くなっている。メロディ・センスの素晴らしさも相変わらずで、親しみやすく感動的で、心に残る。

 芯の魅力はそのままに、さらにカッコ良くスケール・アップしている。似たような音を出しているバンドもいるので、中には辟易してしまう人もいるかもしれないが、王道を行くその音は、まだ2枚目とは思えないほど威風堂々としている。

 美しいイントロから混沌としたパワフルなポップ・ロックに流れて行く"My generation"、軽やかで美しいポップ・ロック"The hand that holds the world"、しっとりエモーショナルなバラード"Son of god"、豪快なサウンドで感動的なメロディをカッコ良く聴かせる"Everything is beautiful"、エモーショナルで美しいメロディを軽妙に聴かせる"Captivate"、スペーシーな広がりを持つパワフルなアメリカン・ロック"Great is the lord"、穏やかなメロディをじっくり歌い上げる"Unashamed"、ポジティブなメロディが感動的な爽やかポップ・ロック"Love is the reversal"、サビで強力に盛り上がる"Glorious one"、映画のテーマ曲に合いそうな物哀しいバラード"Shipwreck"などが特に好き。

 強力な楽曲ばかり。賛美を前面に押し出しているので、歌詞を気にする人には厳しいかもしれないけども、ひとりでも多くの人に聴いて欲しいクリスチャン・ポップ・ロックの名盤。

2006/05/28
STORYSIDE:B / EVERYTHING AND MORE

STORYSIDE:B / EVERYTHING AND MORE

 新人クリスチャン・ロック・バンド、STORYSIDE:Bが'05年にGoteeより発表したデビュー・アルバム。

 渋くエモーショナルなヴォーカル、ギター・オリエンテッドで骨太なアメリカン・ロック・サウンド、キャッチーでカッコ良い歌メロが満載で、ストリングスやアコギを効果的に用いて、絵に描いたような王道アメリカン・ロックを聴かせてくれる一枚。

 リズミカルな歌い回しが気持ち良いアメリカン・ロック"Everything and more"、切なくエモーショナルなメロディが素晴らしい"Miracle"、静かな歌い出しから徐々に盛り上がっていく"More to this life"、ブリッジからサビへの流れがカッコ良い"Hold me down"、重厚で味わい深い"Breathe"、ザクザク刻むギター・リフが小気味良いロック・ナンバー"Send me a sign"、感動的で美しいバラード"Dance to me"、キャッチーな"In your eyes"、広がりのあるサウンドが素晴らしい"Off the ground"などが特に好き。

 特にこれといった目新しい要素もなく、どこかで聴いたようなタイプの曲も多いのだが、楽曲粒揃いで高品質。THE CALLINGやLIFEHOUSEが好きならば、無視できない好盤。