D

2006/10/06
DOWNHERE / WIDE-EYED AND MISTIFIED

DOWNHERE / WIDE-EYED AND MISTIFIED

 飛びっきり爽やかでキャッチーなクリスチャン・ポップ・ロックを聴かせてくれるバンド、DOWNHEREの3rdアルバム。

 マイルドで伸びやかなヴォーカルと、男臭く渋いヴォーカルが交錯するツイン・ヴォーカルのコンビネーションが素晴らしく、掛け合うようにダイナミックに盛り上がる様は圧巻。ただでさえ良く出来たメロディを、さらに好印象に押し上げている。

 ピアノやストリングスをふんだんに盛り込んだゴージャスなサウンドもスケール豊か。丁寧に作りこまれた音で、躍動感や美しさを余すところなく表現している。

 ハイ・テンションで劇的なメロディが素晴らしい"The more"、美しいメロディをしっとり聴かせる"Surrender"、重厚で厳かな"A better way"、躍動感のある"Dying to know you"、爽やかポップ・ロック"I will follow your voice"、ダイナミックなメロディ展開が感動的な"Little is much"、ポジティブな力が湧き上がってくる様な"Stir"、物哀しいバラード"Forgive yourself"、穏やかで美しいバラード"Unbelievable"、シンプルで伸び伸び爽やかな"The real jesus"などが特に好き。

 前半から中盤にかけての充実と比べると、終盤がちょっと地味で物足りないかなぁ。10曲で終わっていれば、一分の隙もない超傑作に感じていたはず。

2005/12/18
DAPHNE LOVES DERBY / ON THE STRENGTH OF ALL CONVINCED

DAPHNE LOVES DERBY / ON THE STRENGTH OF ALL CONVINCED

 躍動感のあるポップな美メロ・エモを聴かせてくれる3人組、DAPHNE LOVES DERBYのデビュー・アルバム。近しいタイプを挙げるとするなら、MAEやWAKING ASHLANDに近い雰囲気を持った音を聴かせてくれるバンド。

 3人組ながら、リズム隊が頑張る厚みのあるサウンドで、軽快でポップな一面と力強くタイトな一面を併せ持っている。やや線は細いかもしれないが、甘く優しい歌声も曲調に合っていて良い感じ。

 厚みのあるダイナミックなイントロからその音の世界に引きずり込まれる"Sundays"、軽快で爽やかなポップ・ソング"Hammers and hearts"、サビでテンポ・ダウンする展開が物珍しく叙情な"A year on an airplane"、爽やかでピュアな歌声とポップにロックするアンサンブルが面白い"Kirby"、ファルセットが印象的な疾走ナンバー"If you're lucky,no one will get hurt"、優しい歌をじっくり聴かせる"Debussie"、儚く切ない感じのポップ・ソング"What we have been waiting for"などが特に強力。

 しっとり落ち着いた感じの曲が多めで、特に後半はちょっと物足りなく感じるところもあるが、それにしても素晴らしい。聴くたびに味が出てくるスルメ・アルバム。