KRYSTAL MEYERS / DYING FOR A HEART

2007/10/07

KRYSTAL MEYERS / DYING FOR A HEART

 あれ、あの人あんなステキな人だったっけ? 同窓会なんかで久しぶりに旧友に会うと、昔抱いていたイメージとのギャップに目を見張ることがある。音楽CDでも、それと似たようなことがある。買ったばかりの頃はイマイチに感じていたが、しばらく経って聴いてみると、予想外に素晴らしくてビックリする。耳が腐ってたんじゃないかと思う。よくあることではないけど、たまにある。

 Krystal Meyersの2ndアルバムは、そんな風に評価を改めた作品のひとつだ。

 なぜこんな思い違いをしてしまったのか。原因はいくつか考えられる。ひとつは、前作がデビュー・アルバムとは信じ難いほどの高いレベルにあったこと。そのせいで、次作に対する期待が過剰に跳ね上がってしまった。並の佳作では許されないという雰囲気。ふたつ目に、楽曲に少しではあるが変則的な展開が見られたこと。美味しいメロディを活かして素直に盛り上がっていく前作に比べて、とっつき難い印象を持たれやすかった。意気込んで突っ込んで行ったら、奇策で肩透かしを食らったような。

 かくして、その素晴らしさを理解するのに時間がかかってしまった。現金なもので、今では、当初のガッカリ感はどこへやら、喜んで愛聴している。Ian Eskelinが関わっている作品には、ハズレがないねぇ。

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