CORRINNE MAY / SAFE IN A CRAZY WORLD
- 2006/11/20
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シンガポール出身で、現在はL.A.を拠点に活動している女性シンガー・ソング・ライター、Corrinne Mayの2ndアルバム。ピアノ弾き語りに近いシンプルなサウンドだが、透き通るような美しい歌声とピアノの音色を活かしたポップなメロディが素晴らしく、罠と分かっていても避けられないような、思わず吸い込まれる魅力がある。
曲ももちろん良いのだが、それ以上に、とにかく歌声が素晴らしい。優しくて安らかで、和やかで、それでいて勇気付けられるようで。歌唱力をひけらかさずに、終始落ち着いたトーンで、じっくりとその歌に浸らせてくれる。起伏が激しいわけでもなく、ドラマ性に富んでいるわけでもないのに、これほど心に響く歌を聴かせてくれるシンガーは、他に思い浮かばない。
Vanessa Carltonを思い起こさせる素敵なピアノ・ポップス"Little superhero girl"、優しいメロディに癒されるような"Save me"、神々しい美声を響かせる"Free"、そっと見守るような愛おしさを感じさせる"Everything in its time"、優しく包み込むような温かいメロディが素晴らしい"Safe in a crazy world"、勇気付けられるようなポップ・ソング"Angel in disguise"、心安らぐ"The birthday song"、落ち着いた中にも力強さを感じさせる"Every beat of my heart"などが特に好き。
穏やかで緩やかなバラード曲主体のため、似通った曲がどうしても多くなってしまうという点もあるのだが、それでも中だるみなく素晴らしい歌を聴かせてくれる。何の変哲もない。コーラのような爽快感はない。しかし、渇いた喉に沁み込む水のような、有り難味のある音楽。ピアノが活躍する優しいポップスが好きならば、何が何でも聴いておきたい名盤。
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