BO BICE / THE REAL THING
- 2006/03/15
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アイドル発掘オーディション番組American Idolの第4シーズン準優勝者、Bo Biceのデビュー・アルバム。ジャケットを見れば分かるように、顔立ちは整っているのだが髭を生やしていて、アイドルにはちょっと見えない。ワイルドな風貌が型破りで面白い。
丁寧にメロディを歌い上げながら、胸が熱くなるようなソウルを感じさせる歌唱力も素晴らしい。アメリカン・ロックの素晴らしさを再確認させてくれるような楽曲との相性もピッタリで、味わい深く聴き応えも充分。プロデューサーが、このシンガーの魅力をよく分かっているのだろう。いかにもアイドルといった軽いノリがない。
サポートも超豪華。Clif MagnessやJohn Shanks、Max Martinによるプロデュース、BON JOVIやSR-71からの楽曲提供や演奏への参加など、といった具合で至れり尽くせり。
伸びやかな歌い出しから韻を踏んだサビで盛り上がるポップ・ロック"The real thing"、唸るようなハードなギター・サウンドがカッコ良いアメリカン・ロック"U make me better"、BON JOVI提供のスケールの大きいアメリカン・ロック"Nothing without you"、心からの愛を情感を込めて歌い上げるSR-71の超名バラード"My world"、ちょっと暗めのイントロから切ないサビに盛り上がる"Lie...it's alright"、力強く前向きなロック・アンセム"It's my life"、渋い泣きメロとソウルフルな歌唱が絶品なバラード"Willing to try"などが特に好き。
アイドルのアルバムというと、色々なタイプの楽曲が贅沢に詰め込まれている一方で、統一感に欠ける物が少なくない印象がある。しかし、このアルバムはアメリカン・ロックに的を絞り、Bo Biceというシンガーの魅力を深く掘り下げている。プロデューサーの思惑と素材の持ち味が一致した見事な作品。
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