91 SUITE / TIMES THEY CHANGE

2005/11/19

91 SUITE / TIMES THEY CHANGE

 キーボードをふんだんにまぶした心地良く懐かしいハード・ロック・サウンドが好評だったスペイン出身のメロディアス・ハード・ロック・バンド、91 SUITE。デビュー・アルバムから約4年。ようやく彼らの2ndアルバムが発表された。

 前作からの変化としては、キーボードの活躍が減ったのが一番目立つ。そのせいか、サウンドが力強くなって迫力が増したような印象を受ける。

 そのためなのか、初めて聴いたときはあまりピンとくるものがなかったのだが、繰り返し聴いていると耳に馴染んでハマッてきた。キーボードは、控え目になったというより、要所要所で効果的に使っている感じ。

 クセになるキャッチーなメロディ、カッコ良いギター・ソロ、強力チューン満載。彼らの魅力は何ひとつ変わっていないことがよく分かる。傑作。

お気に入りチューン

  • "Seal it with a kiss"
     ライヴ前のようなSEを受けて、ハードなギターから立ち上がって引っ張るオープニング・ナンバー。段階的に盛り上がってサビにつながる展開が良い。
  • "I wanna be in love"
     健やかでポジティヴなメロディが心地良いポップな曲。滑らかに登りつめてゆくギター・ソロがカッコ良い。
  • "Far away"
     エモーショナルなメロディに酔いしれるパワー・バラード。印象的なイントロから掴みはバッチリで、しっかり盛り上げて官能的なギター・ソロからエンディングへ。
  • "Times they change"
     タイトで荒々しいサウンドが珍しいタイトル曲は、哀愁のメロディック・ハード。早弾きタッチのスリリングなギター・ソロがカッコ良い。
  • "Every day goes by"
     隠し味的なキーボードが良いアクセントになっているハード・ポップ。期待通りにきちんと盛り上がってくるメロディ・ラインが美味しい。
  • "Hopes and dreams"
     コーラスと絡むサビメロのリフレインが感動的な絶品ハード・ポップ。青空系ハード・ポップ・ファン感涙の名曲。
  • "Another reason"
     お遊び的なトリッキーな展開も飛び出すキャッチーな曲。テクニカルなギターのフレーズがちょっとHAREM SCAREMっぽい。
  • "Wings of fire"
     疾走感のあるハードなサウンドがカッコ良いメロディック・ハード。
  • "Stand beside you"
     シンプルなサウンドで、歌メロの魅力に焦点を当てた極上バラード。伸びやかに気持ち良く歌い上げているサビメロがツボ。やや唐突なフェイド・アウトが勿体無い。
  • "Will you ever"
     ピアノのみの物静かなイントロから、徐々に音が増えて盛り上がり、ポップなサビメロに至る爽快ハード・ポップ。
≪ THE RASMUS / NO FEAR(2005-11-15)
COLD / A DIFFERENT KIND OF PAIN(2005-11-21) ≫